放射線測定器と今後の課題

静岡市の小学校・中学校に行って、校長先生とPTA会長へ会ってみるのが近道だと思う。今週末〜来週に直接訪問してみたい。子供が通っている夫婦は、学校に行って会ってみましょう。

質問1、がれきの焼却を知っていたか? 子供の命を守る立場ですから、知らなかったは通じません。
質問2、十分な説明を受けていたか? がれき焼却が危険であることは全国で有名なわけですから、市の説明の「安全神話」を信じてましたでは、通用しません。
質問3、子供たちに対して、どのような報告・防衛方法の指示を出しているのか? 父兄にプリントで何度も報告をして、防衛措置を取る段階は、本焼却の発表前には終わっていると思います。(終わってないなら、相当のバカです。)
質問4、子供たちに健康被害が出たとき、校長先生やPTA会長は、どんな責任を取るのか?
危険と知っていながら、市に抗議活動をしなかったわけですから、健康被害の全責任は、校長先生等にも来ます。共犯です。

放射線測定器は、何を使うべきか?

10万円以上の機器を使うべきだ。
1番人気は、Victoren社(アメリカ)のもの。長年の実績と、世界一のシェアがある。CDV-715を勧める人が多いが、CDV-700をお勧めします。
CDV-715は福島県のような大きな事故や、土壌汚染のひどい場所でしか役に立たないし、CDV-700の測定幅の方が精度が細かくて正確です。CDV-715は原発付近で使うものであり、お役所にこの機種を持たされて、だまされないようにしよう。
2位はロシア製(同じく、長年の実績と正確さ)、3位はウクライナ製(正確さが高く、値段も休めである。3万円〜から)、です。この3種が、圧倒的なシェアです。他の機種は、信用性・正確性は薄いので、精度の低い機種を持たされて、測定をごまかされないようにしよう。

3万円以下の機械は、おもちゃでしかない。測定の正確さは、ほとんどない。
(1年前に見た映像だと、安い機械はすべて低い値を示し、値段の高い機械はかなり高い数字を示してました。)

私が1年前に見た映像だと、0.3から、真下の土の上に置くと1マイクロシーベルトまで上がり、50cmほど左にずらして置いたら、10を超えました。空気中の測定の意味を、疑ってしまいます。
この測定器の結果から、「土壌汚染の測定には全く意味を成さない」「空気中で0.3以上だと、どこの土壌にも10マイクロシーベルト以上の土壌汚染の危険性がある(0.3以上が異常値の境目。)」と学んだ。

食料・水に関しては、100万円〜500万円の機械を使わなければ、正確な数字は出ないだろう。
「検査をしました。」のほとんどの食品が、自分で食品を送って測定結果を返送してもらうシステムです。つまり、どんな大量に作っていても、数個だけ安全な場所に育てて一個送ったり、事故前の食品を送れたわけです。測定結果がひどくても載せる義務がありません。(・・・載せるわけないね。)国の1万個の内の、1個を抜き打ち検査しましたという、本当にごく一部の通過検査とまちがえて、惑わされないようにしましょう。

消費者が求めるのは、本物で抜き打ち検査であること。ランダムで数ヶ所から取ること。基準値を超えたときは罰則を作る事です。現実のほとんどの「検査をしました。」は、他所で取れたもんを送ってもわからないし、基準値を超えても何度もやり直せるわけ(3回目に通った等も、ありえる。)。食べ物に「測定しました。安全です。」と書かれている物よりは、何も測定してない西日本の野菜のほうが、よっぽど安全である。

今後の課題(静岡市に要求していきたいこと。)

静岡市のガレキに確実に含まれると思われるのは、アスベスト、放射性セシウム、ヒ素、六価クロムです。水銀とストロンチウム・プルトニウムはよくわかりません。

がれきの焼却が始まってしまったら、ヒ素や六価クロムといった毒物は、防ぎようがありません。
1つ1つガレキを分別するような能力はなく、まとめて焼却して、市民に汚染をかぶってもらおう、というわけです。

焼却場に問い合わせれば、「ポテトチップの塩を取り除いてくれと、言ってるようなもの。1枚1枚、手でこすって落とすことは不可能で、汚染を覚悟で焼却するしかない。」と言われるのがオチです。そこは一理ある。


とくに毒性が強い、とても危険な物質であるアスベストは、分別が難しいとしても、測定はすべきです。

アスベスト・水銀の検出で、がれき処理が止まった世田谷区の清掃工場の件もあるので、世田谷区の清掃工場に問い合わせて同じ措置を取るべきです。六価クロムも、一関地区広域行政組合大東清掃センターの測定により、大槌町のガレキが拒否されているので、このセンターと同じ測定方法を取るべきです。「がれきを持ってくる前に、測定結果が出てるのに測定する必要あるの?」、と叫びたい。(止める法律がない?)

放射能セシウムの検出が、もっともわかりやすい方法である。セシウムの濃度が著しく上がったら、焼却を中止させるべきだ。
放射性セシウムの測定なら、住民が協力すれば、即時にできる。アスベストと水銀の検出は、1ヶ月間事実を隠していて、子供たちの被害や苦しみがわかってから、公表した。1ヶ月間は焼却は止まらないと、考えるべき。(設備の監視を強化すべき)

放射線測定の機械は、市民側で指定して購入する。壊れた機械を渡されないように、検査をする。測定結果を、ごまかされないようにする。

世界の有名な測定器がズラリ。10本に1本当たりの中国が高くて、Radex製が60%の精度しか出てないのだ(苦笑)。日本製は玩具みたいなもん。

最近の機械は充実してきて、誤差も減っているみたい。
5万円以下の安い機械でも、強い放射線はある程度はわかる?→福島県郡山市/開成山公園) 放射能測定 【8機種同時測定】

(左上と右下の機械だけは精度が高い。現実はVictoren製なら、4〜5 uSv/hであると予測できる。左上から、Radi(36万円、ドイツCOLIY社)、INSPECTOR(10万円、アメリカ S.E.I社)、RD1503(7万円、世界2位Radex製)、PM1208M(17万円、アメリカPolimaster)。左下からMKS-05(5万円、ウクライナECOTEST社)、DoseRAE2(6万円、米RAESYSTEMS社)、Radi PA-1000(13万円、日本製)、DP802I(2万円、中華製)。
しかも放射線測定器の測定部分の材料の精度は、かなり個体差がある。3本に1本当たれば良い方だ。
材料の高い機種(10万円〜)は、比較的安定してる。世界上位のRadexがハズレなのが笑える。DP802Iは当たりすぎ、70%の精度は宣伝疑惑で、うさんくさい。1m以上も上の空気測定なので、位置での差はない。(同じ正確値が出ないと、おかしい。)

放射線測定 栃木県 那須塩原市 青木地区 ガレージ雨樋24uSv/h、空気中で0.6から、ガレージの下で24まで上がっていきます。(→空気中で0.6の計測で、20マイクロシーベルト以上の危険性あり。地面や床にふれることが危険になるレベル。)
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