広域処理のしくみと、ガレキの受け入れの嘘(うそ)、がれき焼却付近の健康被害だけが深刻に

除染手当、作業員に渡らず 業者が「中抜き」か(朝日新聞) 2012年11月5日
 【青木美希】政府が主導する東京電力福島第一原発周辺の除染で、現場作業員に税金から支払われる「特殊勤務手当」が本人に支給されていない事例が相次いでいることが分かった。元請けのゼネコンに続いて下請けがいくつも連なる多重請負構造の中で手当が「中抜き」されているとみられ、環境省は実態調査に乗り出す。
危険手当ゼロ(フクシマ原発)原発作業員の「ピンハネ給料明細」(フライデー)、いまだに事故収束への道筋が見えない、福島第一原発―。現場で働く作業員たちは、賃金の面でも過酷な状況を強いられている。 → 今でもフクシマ原発では、放射能がだだ漏れしています。作業しています。作業員が減ったら、国民にとって致命的だ。

1、広域処理のしくみ

基本: ガレキ焼却で拡大して、空気汚染を広めていく。みんなが放射能や産業廃棄物を薄く(うすく)あびる事で、危険性のリスクを分かち合う。

政府と静岡県(復興予算をドロボー抜き)
→ 静岡市(復興予算をドロボー抜き
→ 島田市(産廃処理業者(桜井資源株式会社)の社長だった。親戚の産廃会社へ、利権を丸投げ。)

政府と福岡県(復興予算をドロボー抜き) → 北九州市(復興予算をドロボー) →判明!日本プロジェクト産業協議会に丸投げ。法人は112社で、除染でお金儲けするゼネコンと、がれきを燃やしたいセメント社、原発メーカーの集まり。委員会はキャノン・トヨタなど、自民党の顔ぶれでそろっている。自民党は、原発は大賛成の推進ってことだ。賛同には岩手県釜石市と、福岡県北九州市が加盟していて、利権の山となっている。

政府と東京都(復興予算をドロボー抜き) → 東京臨海リサイクルパワーが97%請け負う。その請負条件は厳しく、基準を満たしたのはこの1社のみ。東京臨海リサイクルパワーは、東電の子会社。(東電が、復興予算をドロボー抜き)

政府と大阪府(復興予算をドロボー抜き) → 大阪市(今のところ不明。)
ガレキの受け入れにより、東電と自治体が大儲けしている。50%以上は抜いている。


広域処理のしくみによる、人的被害

「広域処理をしているから、福島県内は安全です」とうたう。(知事は東電の親戚で、対立候補は裁判沙汰にされ、選挙の直前に追放。)

→ 20ミリシーベルト以下は安全なので、帰還すべしと主張!(福島県立医大副学長は、10ミリ以上は、若い人も発ガンの危険性があると発表。
チェルノブイリでは、5ミリシーベルト以上は強制禁止。
→ 5ミリシーベルト〜20ミリシーベルトの危険な区域も、家に帰還しないと、補償は一切でない。 →みんな泣き寝入り(苦笑)
→ 親と子供が一緒じゃないといけないと考えて住み着く派と、子供だけ親戚に避難させ住む派と、分かれる。 →泣き寝入り
→ 無理やり補償を受けるために、福島県に残る人が多い。除洗神話を信じる人も多い。(実際は、処分なんてできない。集めるだけ。除染ではなく、袋や広場に移動するだけなので、「ただの移動」=移洗。)
→ 除染作業は、広域焼却が原因で永久に続く。除染は、大手3社で90%を請け負っていて、東電の子会社。国の復興費用(=寄付金)から、大金が東電に入る。

2、広域処理を反対する人のしくみ

基本: ガレキ焼却で止めて、空気汚染を防ぐ。放射能や産業廃棄物を薄く(うすく)あびても、被害や病気には個人差がある。危険性のリスクが高い。

赤い絵の具を出して、べちゃべちゃに広げていくのが、広域汚染である。
それに対して、絵の具を外に出さないで一ヶ所にまとめましょう、濃縮して安全に処分できるまで管理しましょう、っていうのが反対する人です。

絵の具は、べちゃべちゃに広げてしまったら、元の容器には容易には戻せません。不可能です。
だから、広げる前に止めないと、危険なのです。焼却を止める事が大切なのです。


広域処理の反対の、人的被害

「自分たちの住んでる周辺で燃やすから、危険だから反対です・・・」、「静岡市に子供がいるから反対です・・・」でも十分な理由だと思うのですが、
賛成連中には・福島市民に支援できないの?被災者のために絆(キズナ)を作れないの?自分が被災者だったらどうするの?という、
めんどくさい・迷惑な人、がいます。市民の子供のキズナ(=説明)はないくせに。

広域処理を反対するには、正当性が必要になる (=自分の市以外の、がれき焼却の人的被害を止めること。)

隣りの市民が焼却で被害にあったら、どうするか?それを止めに行く。だって、将来は自分たちの市に、空気が流れてくるから。遠くや県外でガレキ焼却をしたら、どうするか?それを止めに行く。反対に行く。それによって、

福島に放射能を濃縮していく案を支持する、正当性を証明するのです。キチガイ反対集団とは違うんです。そのために、遠くに反対をしに行く。交通費を返せ。

正当性の意味がわからない人
自分たちが反対したガレキの山々が、隣りの市や県外であびて危険な目にあったら、賛成派達に「偽善者だね。自分があびなかった分の放射能を、他人にあびせてもいいの?」と言われる。(一般の人は、自分たち住民が危険な目にあわない様に反対し、正当性まで必要ないと思う。)(例、静岡市の焼却が止まった分の大量のガレキが、裾野市に持ち込まれると責められる。持ち込む事が間違いなのに・・・。)

山田町のがれき撤去の団体より。残りは900トンで、ガレキ処理を県外にまわす分が残ってませんとか、アホすぎる。

では・・・・、福島県に住んでる人が危険じゃないか?広域汚染で全体に広げていかないと、放射能が濃くて危険じゃないか?、と思うでしょ。

5ミリシーベルト以上は法律で禁止にし、焼却予算・除染費用を節約してなくせば、1世帯5000万円出せるのだ。(セブンネットワークより引用。)今はたった100万円しか出せず、無理やり住み着いてるけど、5000万円を出す条件で2ミリシーベルト以下の安全な地域へ避難してもらうのだ。人も救われる、人を受け入れる(=市町村は無料で負担。)、危険区域から避難させる。汚染を止めて、安全に集中処理する。

こんな簡単な事が、賛成派や政治家はできない。めんどくさい奴らだから。

賛成する人たちは東北大震災の寄付金を、東電やゼネコンに支援してるけど、↓↓私たちのどこに利権があるんですか?誰得でもない。
活動内容 反対者の活動費用
講演会 1回につき、5万円程(自腹)
検査・調査費用 数十万円(自腹+寄付小額)
チラシ・交通費 10万円程(自腹、田辺に請求してやりたい。)

ガレキ受け入れの賛成派にとっては、現地のためにやって決定した事を反対するやつは、めんどくさい人らしい。どっちもどっちだ。

補足。
福島ではすでに、甲状腺ガンの子供がでており(福島の子ども検査、初の甲状腺がん(毎日新聞))、44%の子供が甲状腺に異常が見つかっている。甲状腺ガンは子供に滅多に見られない病気で、放射能の可能性が高い。
ガレキ反対の講演会にも、福島の団体さんが泣き寝入りに対して猛烈に批判しており、深刻な問題です。
団体さんにとって、広域処理は東電を大もうけさせ、福島の市民と子供を危険な目にさらす最低の行為です。悔しくて悔しくて、しょうがないんです。賛否でもめてるレベルではない。
3、全国の処理のしくみ

福島県 → 県内で処理・集めるを推進

宮城県・岩手県 → 自治体によって違う(一部周辺の県で処理)。都会は市内で処理。
           → 都会以外の一部の自治体は、処理できない。(以下に詳細記述)、ここが問題になってるとこ!

その他の県 → 県内で処理

都会以外の一部の自治体は、処理できない。(詳細記述)

→ 焼却施設の許容量や委託契約や資金不足などの原因で、ガレキの処理ができない
→ 県に丸投げ → 国に丸投げ(契約)
→ 国が復興予算を使って、全国に処理を要請する。静岡県や福岡県で焼却決定。(約1年後に契約)
→ さらに1年間、処理のための準備や調整をする。
→ 都会での処理が進み、準備期間1年間のうちに、都会に運び込んでの処理が可能となる。どんどん処理する。(全部、できる。資金不足以外の原因が、解決する。) 静岡市民の、お金ドロボーの財布から出せよ!
→ 国との契約をキャンセルしたいけど、できない。静岡県や福岡県で燃やすガレキを取っておくため、クサイ・汚いガレキを3年間も維持する。(※現在)

※現地では二週間で処理できる。大手二社から安全に処理できる(静岡ではできない)から仕事がほしいと、処理を要請される。それを無視する。 ←現地の人々に、たくさんお金が入る。処理させて!
※大手二社は産業廃棄物として処理できるから、土壌汚染なしでより安全に処理できる。
(利権 = 身内へのお金のばらまき)  
問題点
県と国による契約を破棄できれば、ガレキの処理はスムーズに進む。
復興予算も10分の1しか、使わないで済む。 ←現地の人々を支援するお金が・・・。
契約した県は特にお金も(まったく?)かけてないし、まだ運び込んでもいない。停止は、簡単にできるはず・・・なのに焼却強行する。

大きな問題点
国から大量の復興予算(=国民から集めた寄付金)がもらえるため、絶対にキャンセルさせない。悪質である。特に細野の静岡県。
ガレキの受け入れ賛成派の代表の抵抗のせいで、キャンセルできない。役に立たない新設のバグフィルター代とかいらない。

放射性廃棄物 県内に9800トン 8000ベクレル以下の汚泥焼却灰など(東京新聞) 2012年10月25日
 国が処分場設置の責任を持つ指定廃棄物には当たらない、放射性セシウムの濃度が一キログラム当たり八〇〇〇ベクレル以下の汚泥焼却灰などで、県内で保管されている量が明らかになった。県企業局関係の水道と工業用水六カ所で約八千八百トン、市町村の下水道汚泥で約千トンの計約九千八百トン。管理型処分場の新設は厳しく、県や市町村は頭を抱えている。 (池田一成)
9800トン(9800000キロ)の放射能を含む汚泥だけど、100〜8000ベクレルっていったら、放射能の廃棄物扱いだよね。ちょっと積み重ねただけで、100万ベクレルですよ。(食品の基準は、100ベクレルまで。)

【新潟県十日町市】幼稚園、保育園からセシウム 最大2万7000ベクレ(時事通信社) 2011.8.22 ウサギ1号
 幼稚園と保育園の敷地から高濃度の放射性セシウムが検出されました。どちらも小さな子どもがたくさんいる場所なので大変心配です。まだ十日町市のホームページには詳しい内容などは掲載されていませんでした。他の保育園・幼稚園も早急に検査して頂きたいです。福島原発から200キロくらい離れた場所なので、同じくらい離れたその他の地域も検査の必要があると思います。

 新潟県十日町市は22日、市が保育施設の土壌などの放射性物質調査を行った結果、白梅保育園で雨水を集める槽にたまった泥から1キロ・グラム当たり1万8900ベクレル、私立愛宕幼稚園で草葉の堆積物から同2万7000ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。8000ベクレル超〜10万ベクレルは管理型処分場での仮置き対象となり、市は県と処分方法について相談する。

 今月12日に採取し、県内の検査機関に調査を委託していた。両園とも、検査地点の地上1メートルの空間放射線量はそれぞれ0・10マイクロ・シーベルトと0・14マイクロ・シーベルトで、通常の範囲内だったという。
0.1マイクロシーベルトは、20000ベクレルの汚染だと思え!

静岡市の通常値は0.03〜0.04ですし、最高でも0.07です。0.1以上になると年間1ミリの限界を超す可能性が。
汚染マップでは、まったく入ってない地域です。がれきの汚染・セシウムの汚染は、測定機器や汚染地図では測れないもので、判断できません。

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